「※ただしイケメンに限る」という言い訳

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全く専門外ですが(笑、先ほどOgata氏作の『※ただしイケメンに限るという誤解』という記事を見つけ、大層沢山付いているコメントを見渡しても、あまり「実効的な議論」が広がっていないようにも思え、ちょっと深堀りしてみたくなりました。
 ※https://newspicks.com/news/1863262?ref=pickstream_1224195

もう随分昔(30年程前)ですが、学生頃H君という親友がいました。
ある程度頭は良かったんですが(たしかO阪大学の文学部だった)、イケメンでもなんでもなく、生活態度はだらしなく、従ってお金にもだらしなく、日々麻雀とパチンコと「女の子」でその日暮らしをしているという、どうしようもない男でした。

ところが、このH君、モテるんですよ。
それも、モテ方が半端ではありません。
ここにコメントしている男子が「現物」を目撃したら、腰を抜かすくらいのモテ方です。
とにかく、女子とちょっと仲良く話しているなあ、と思ったら最後、必ずその日のうちにホテルに行っていました。
当時、こういう男のことを「ウォーキング・○二ス」と呼んだものですが、彼ほどその用語に最適の人物を、私は未だかつて知りません。

しかも、相手の女子の「守備範囲」が広い。
私が知っているだけも、下は高校生から、上は30代後半女性までいました。
で、みんな彼のことが好きなんです。
ちなみに、30代女性の方は、自分のクレジットカードを彼に渡していましたね。
それと、彼がギャンブルで作った借金を、全部払ってあげていました。

さて、ここからが本題です。
なぜH君は、こんなにモテたのでしょうか?
もちろん、イケメンでもなく、モテ男でもない私に分かるはずがありません(笑。
ただ、一応いつも彼と行動を共にしていたので、判断材料は一番多く握っています。
彼と別れる最後の頃には、私も無意識のレベルでかなりスキルトランスファーを受け、自然に振る舞っていると女性と付き合うことができたくらいです。

H君には、次のような特徴がありました。※以下順不同。
 ①とにかく、女子の前では、いっぱい話をする。
 ②①のための読書量は無限。しかも、難しい本ではなく、今で言う「新書」の類を片っ端から読む。
 ③専門書は読まないが、古典とか明治文学とかは沢山読んでいるので、表現の語彙が豊富。
 ④どんな話題が出てきても、対応できる。
  ある程度知ったかぶりもするが、相手と話しているうちに、同時に知識を吸収している。
 ⑤女子といっぱい話すだけでなく、必ず「結果」(相手が自分になびいているか)をしっかり見極めている。
  ※よく彼は自分の話術のことを、新興宗教の教祖に喩えていたなあ。。。
 ⑥どうしようもなく寂しがり屋。
  ※これだけ多くの女子と付き合いながら、同棲している彼女がいた。

さて、そんなH君にとっては、「ナンパ」なんて全く不要です。
日常生活で接点を持った女性とはほとんど付き合えるわけですから、街中で声掛けなんて、する必要ないですよね。
そう、女子と付き合うことと、イケメンとかナンパとかとは、実は何の関係もない。
これが、私がH君から学んだ大切な「教え」です(笑。

ところで、ここまで読まれた方にはもうお分かりだと思いますが、女子にモテることと「人生の幸せ」とは、決してイコールではないですよ!(笑
もっとも、それでも「モテる」を求めるのでなければ、既にそれは生物学的に雄とは言えないでしょうが、、、

H君、元気にしてるかなあ。。。