青梅ハイキングオフ記

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南北上下反対の結構いい加減な絵地図ですが、今回のコースです。
この表示では、全コース所要時間概ね4時間となっていますが、3歳児連れで、ほぼ同時間で完踏した我々NPチームは、結構頑張った?

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1.メンバー集合:軍畑駅にて by Shinji.N

ようやく朝日が差し込む午前7時51分、メンバーはJR奥多摩軍畑駅(※「いくさばた」と読みます! 読めないでしょう?)に集結しました。
今回のメンバーは、呼び掛け人でリーダーの田添さん、鈴木 悠さん、Mio Hさん、ねえ さんさん、いしわたり夫妻&愛息みっしゅ~(3歳)、Shinji Nの8人です。

 ※もう1名参加予定のSeikoさんは、前夜からの急な腹痛のため、残念ながらDNS.

軍畑駅から望む山の景色にうっとりとしているところに、早速田添さんからのツッコミが。
「Shinjiさん、ずいぶんと軽装ですね(笑」
「え、えぇ、まぁ、大丈夫っす」
(GパンでOKって書いてたよね?上着もウィンドブレーカー程度でOKって...ヤバイ、ガチ勢だ。ハイキングオフじゃなくて登山オフだったらどうしよう...)
確かに皆さん、しっかり装備なさってます。
Shinjiのみが都会の散歩姿。

そんな不安をよそ目に、人見知りするみっしゅ~をお菓子で懐柔する田添さん。
しっかりお菓子を準備してくるあたり、子供好きの片鱗が伺えます。
心なしか、デレデレとした表情...。

そんなみっしゅ~と田添さんに和みながら軍畑駅を出発。
いよいよハイキングオフはスタートです。

 

2.3歳児みっしゅ~、山を登る by 田添

早朝の澄んだ山の空気を感じながら、あるいは斜面の杉をびっしりと覆う花粉に密かにおののきながら、青梅高水山(※標高約750M)への登山口を目指します。
埼玉に抜ける都道を折れると、せせらぎが心地よい清流沿いの道。
周辺では青梅名物の梅がちょうど盛りを迎え、どこからともなく野鳥の囀りが聞こえ始めます。

麓のお寺・高源寺の角を曲がると、一気に傾斜がきつくなります。
みっしゅ~は早速歩かなくなり、とはいえやや人見知りモード中のため他のおっさんには懐かず、パパの腕の中へ。
林道が終わりトレイルへ入ると、傾斜もさらにきつくなります。
歩いたり抱っこされたり、だましだまし進んできたみっしゅ~、ここでついに歩かなくなる。。。

「自分で歩くか、おじさんたちに抱っこだよ!」等と言ってみたところで、子供に合理的な理屈は通じるはずもなく。
そこで、隙を見て一思いにだっこしてしまい、一気に斜面を駆け上ってみました。
すると不思議、ご本人はそのスリルが結構楽しそうで、意外におっさんのだっこOKでした(笑。

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                    ※Photo by Mio

とはいえ、高水山山頂手前の登り傾斜は、みっしゅ~の体重加わると尋常でなく、しばらくすると流石に息が切れてきます。
ところが、なぜか彼はおんぶ経験がないようで、おんぶはNG、抱っこオンリーなのです。
やってみると分かりますが、おんぶに比べ抱っこは結構きつい。荷重の負荷が分散されない上にバランスが悪いんですね。
というわけで、限界まできたところで、若手ホープ、登山経験豊富な鈴木さんにパス。
二人でパスしあいながらの「ライン攻撃」で、なんとか難所を乗り切ったのでした。

狭い登山道ながら、この日は意外に登山客が少なかったのにも救われました。


3.高水山(常福院) by いしわたり
育児未体験の若き鈴木さんの全面協力の下、「疲れたー!抱っこー!」を連呼する3歳男児を騙し騙し引きずるように進むと、唐突に、そびえる石段が左手に出現。石段を登ると、唐突過ぎて、しばらく状況が飲み込めず呆然とするみっしゅ~・・・

え?こんなところに?こんな立派な??という風情の、高水山常福院に到着です。
おお!神よ!!全員集合となり、つかの間の休息タイム。

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みっしゅ~のご機嫌と全員の無事の帰還と、その他諸事を祈念して各々参拝し、かわいらしい狛犬の左右の「あ」「うん」の口の形に気付いたみっしゅ~の「なんで?」攻撃を、大好物のパンと田添さんから頂戴したチョコ菓子でかわし、ついでにみっしゅ~の充電も完了。

先ほどまで疲れてもうダメ・・・だったはずが、境内で追いかけっこに興じるみっしゅ~を前に、「なんだよ元気じゃん!?だまされた!笑」「子どもってそうなのよー」などと口々に、大人も水分補給など体勢を整えます。

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ところで、「ハイキング」の響きに騙され、勝手に「せせらぎ側を気楽にお散歩」のノリで臨んだ素人いしわたり夫妻&みっしゅ〜は着替えの用意を忘れており、この時点で汗だくなのに着替えられず。ついでに手袋も忘れており、後半、寒さに凍え装備の重要性を痛感することに。
ちなみに、こちらのトイレ外観は実に立派でキレイ。差し迫っていなかったので利用しませんでしたが、知らずに利用しなかったことを後悔するほど。このコースでの山歩きの際に、どこかでトイレ利用するならこちらがおススメです。

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 ※休憩中~ 

 

4.岩茸石山登頂 by Shinji.N&田添
高水山から1kほど尾根道を歩くと、冷たい風が通り抜ける峠を越え、今日の目標ポイント、岩茸石山(※標高約800M)山頂手前の急斜面に差し掛かります。

元気な女性陣(※Mio&ねえさん)にはそこを先に登ってもらい、「難物」みっしゅ~の引き上げに掛かります。
ところが、こいつときたら、パパと鈴木さんの両腕にぶら下がり、自分は宇宙遊泳状態で結構楽しんでいるではありませんか。
そんなきついながらも楽しい5分間くらいの急登を登りきると、一気に視界が開け山頂が見えてきます。
「みっしゅ~! あと一息だ」の掛け声に、ご本人もようやくやる気になり、最後は笑顔で山頂へ。

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ここの山頂は、圧巻のパノラマです。
右手に埼玉の市街地、左手には奥多摩の険しい山なみをしばし堪能します。
で、みっしゅ~はと振り返ると、おもむろにベンチに腰を下ろし、たっぷりとカロリー補給中~。

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ご本人いわく、とにかく「おなかがすいた!」のだそうです。
「君、そんなに動いたっけ?」という突っ込みもよそに、持参したパンやチョコレートを、次々と胃袋へと収納していったのでした。

全員で記念撮影をした後、下りに向かいます。

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5.下り(お昼寝タイム突入&筋トレ?) by 鈴木

みっしゅー君は登りに続いて、下りにも果敢にチャレンジ。途中、落ち葉でガサガサと音を立てながら歩くのにハマったのか、道中すごく楽しそうに歩いていきます。

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しばらくすると、登りをすごく頑張ったからなのか、お疲れモード突入。寝始めてしまい、ここからお父さん、田添さん、わたしの3人で抱っこしながらの下山となりました・泣。
あまり子供を抱っこしたことのない私(※28未婚)は割と楽勝だろうと高を括っていたのですが、実際は真逆‥
しがみつく意思を持たない15kの体重は、容赦なく体力を奪っていきます。加えて、下りでさらに重くなり、終いには足ではなく、腕の筋肉がパンパン。もはや上半身の筋トレとなった今回のハイキングです。
子供って大変だなあと、将来の子育てに一抹の不安を感じましたが、、それ以上に元気をもらえ、子供っていいなあとも思えた良いハイキングとなりました。
余談ですが、下山後の食事では箸をうまく握れず、腕をプルプルさせて箸を何度か落としながら食べたのは内緒です・笑。そのせいで味がよくわからなかったので、次回までちゃんと鍛えておこうと思います。


6.玉川屋 by ねえさん

茅葺屋根も素敵な玉川屋(お蕎麦やさん)に。温かい南蛮や、東京Xを使ったつけ麺など、豊富な蕎麦のメニューがありました。 (ビールを飲める雰囲気なのか?)と空気を読んでいたら、Mio さんの「なまにしようかなあ」の声に押され生ビールを注文。奧さんはヘルメットかけるしけ(←ママ)

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みっしゅーママは、蕎麦の香りのビールを注文しました。 あてのわさび味噌も美味しく、そば湯までしっかりいただきました。 皆さんとも初めてゆっくり話せ、 山に行くと田添さんに似た人が大勢いる話でまた盛り上がりました。 みっしゅーはすやすや眠り、初めての土地で疲れたのだろうと思いました。 お会計を済ませ、外へ。駅にはわさびを売るおばちゃんがいて、わさび漬けを売っていました。 何人かがお土産を買って帰路につきました。

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  ※彼は彼なりに、気を使い、また体力を消耗した模様、、、


7.酔っ払い by Mio.H
ハイキングオフも無事終わり、帰りの電車の中。心地よい疲れに眠気に襲われいつの間にか速攻で終点の東京駅に到着。
ねえさんと二人「飲み足りないね?」「ビール一杯でしたからね」「お腹すきましたね」「ホントすいたね。何でだろうね」という事で二次会決定。
そもそも我々はご近所なので、東京駅から同じバスに乗って帰ればいいだけの気楽さもあり、東京駅構内にある豊富な飲み屋で良さげな店を探すことに。
しかしながら、広い東京駅。地元なのに迷う迷う。ようやくねぇさんが見つけてくれたキリンシティでまずはビールで乾杯〜。
子供を担いで山を登って下った田添さんと鈴木さんは、まさに「漢」と書く「男」だ!などと、本日の感想やらでひとしきり盛り上がる。
そのうち体内アルコール度数が高まるにつれ、ハイキングオフ用のスレッドにビールの写真投稿を行う等、相当どうでもいい事をし始める。
この、どうでもいいコメントが出来る程、田添さんに慣れてきたという事か…。ふむふむ、それはそれで良い事だろうと(勝手に)解釈し、ねぇさんとビールからワインへ。健康的な疲れとともに二次会は続いたのであった。ちゃんちゃん。

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